エロイムエッサイム
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気分を上げるべく、バカップルを目指してみた。
弟子の脳内は、
バカップル=メイドさんらしい。
つづきからそんな妄想。
弟子の脳内は、
バカップル=メイドさんらしい。
つづきからそんな妄想。
なんだろう、これ。
「お帰りなさいませ、十代目!」
今、俺の目の前にはメイドさんがいます。
俺よりでかいメイドさんだけど。
なんだろう、これ?
「お帰りなさいませ! 十代目!!」
メイドさん、もとい獄寺くんは笑顔で繰り返した。
一回目よりも大きな声だったから、このまま俺が呆然としてたら更なる声量になるのかと慌てて答えた。
取り敢えず。
「ただいま」
でいいのかな?
「お夕食の準備が調ってます!」
メイド服を着た獄寺くんが笑顔で言う。
メイド服って言ってもピンクとか極端なミニスカじゃなくて、正式?な紺色のやつ。
スカート丈も足首近くまであって、白い清潔感たっぷりのエプロンに手袋を付けている。全体的に見て肌の露出は顔だけ。
獄寺くんの髪の毛はそんなに長くないから、アップには出来なかったみたいだけどピンで綺麗にまとめられている。あ、勿論、頭の上にはヘッドドレスがちょこんと乗っかってます。
「お夕食の準備が調ってます」
俺があまりにじっと見るもんだから、獄寺くんは俺が帰って来て初めて困った顔をした。
いやー、でもさぁ。
マフィア同士の会合とか恐持てのおじさん相手に身も心もボロボロになって帰ってきたら、今朝はきっちり隙なくスーツを着込んでた獄寺くんがメイド服でお出迎えだよ。
俺の隠れざる力とかが発揮されちゃったりして、妄想が遂に世界を覆ったのかとか、頭の中では訳わかんないことがぐるんぐるん回ってた。
「…お夕食の準備が調ってます」
獄寺くんは昔のゲームのキャラみたいに同じ言葉を繰り返す。
それ以外は喋れないみたいに。
多分、獄寺くんがこんな恰好してるなんてリボーンが絡んでるだろうなー。じゃなきゃ、獄寺くんがメイド服なんて着てくれるわけないし。
あー、なんか動くのが勿体ない。時が止まるか、今この瞬間を保存したい。
ビデオって何処にあるんだっけ。
「…お疲れでしたら、先に入浴を済まされますか?」
俺が答えないから、獄寺くんの言葉が少し変化した。
「……」
「…あの、十代目?」
「………」
「もしかして、体調が優れないとか?」
「…………」
「もうお休みになりますか?」
「……………」
「じゅうだいめぇ?」
お互いに黙っちゃって、獄寺くんの眉毛がどんどん下がってく。
このままだと泣かしちゃいそうだ。
「いや、ごめん」
はたはたと手を振る。
俺が答えたことによって、獄寺くんもほっと息を漏らした。
「待ってたら、お決まりの言葉がくるのか思って」
「は?」
きょとん、と獄寺くんが目を瞬かせる。
可愛いからいいんだけど、素に戻ってますよ。
獄寺くんがわからないようだから教えてあげた。
「日本だとさぁ」
「はぁ」
「“夕食”“お風呂”ってきたら、最後は“それともわたし?”ってくるもんだから」
「!?」
かぁっ!って効果音が聞こえるくらい、獄寺くんの頬が一気に上気した。
「~~~っ、お夕食の準備が調ってます!」
それだけ言うと、獄寺くんは俺を置いてさっさと行ってしまった。
後ろで結ばれてるエプロンのリボンがひらひら揺れて、なんともいえない気分になる。
うーん。リボーンの狙いはなんだろう。
試されてるのは、獄寺くんの忍耐力か、俺の忍耐力か。
取り敢えず、愛ってことにして、用意された御馳走を頂くべく歩を進めた。
「お帰りなさいませ、十代目!」
今、俺の目の前にはメイドさんがいます。
俺よりでかいメイドさんだけど。
なんだろう、これ?
「お帰りなさいませ! 十代目!!」
メイドさん、もとい獄寺くんは笑顔で繰り返した。
一回目よりも大きな声だったから、このまま俺が呆然としてたら更なる声量になるのかと慌てて答えた。
取り敢えず。
「ただいま」
でいいのかな?
「お夕食の準備が調ってます!」
メイド服を着た獄寺くんが笑顔で言う。
メイド服って言ってもピンクとか極端なミニスカじゃなくて、正式?な紺色のやつ。
スカート丈も足首近くまであって、白い清潔感たっぷりのエプロンに手袋を付けている。全体的に見て肌の露出は顔だけ。
獄寺くんの髪の毛はそんなに長くないから、アップには出来なかったみたいだけどピンで綺麗にまとめられている。あ、勿論、頭の上にはヘッドドレスがちょこんと乗っかってます。
「お夕食の準備が調ってます」
俺があまりにじっと見るもんだから、獄寺くんは俺が帰って来て初めて困った顔をした。
いやー、でもさぁ。
マフィア同士の会合とか恐持てのおじさん相手に身も心もボロボロになって帰ってきたら、今朝はきっちり隙なくスーツを着込んでた獄寺くんがメイド服でお出迎えだよ。
俺の隠れざる力とかが発揮されちゃったりして、妄想が遂に世界を覆ったのかとか、頭の中では訳わかんないことがぐるんぐるん回ってた。
「…お夕食の準備が調ってます」
獄寺くんは昔のゲームのキャラみたいに同じ言葉を繰り返す。
それ以外は喋れないみたいに。
多分、獄寺くんがこんな恰好してるなんてリボーンが絡んでるだろうなー。じゃなきゃ、獄寺くんがメイド服なんて着てくれるわけないし。
あー、なんか動くのが勿体ない。時が止まるか、今この瞬間を保存したい。
ビデオって何処にあるんだっけ。
「…お疲れでしたら、先に入浴を済まされますか?」
俺が答えないから、獄寺くんの言葉が少し変化した。
「……」
「…あの、十代目?」
「………」
「もしかして、体調が優れないとか?」
「…………」
「もうお休みになりますか?」
「……………」
「じゅうだいめぇ?」
お互いに黙っちゃって、獄寺くんの眉毛がどんどん下がってく。
このままだと泣かしちゃいそうだ。
「いや、ごめん」
はたはたと手を振る。
俺が答えたことによって、獄寺くんもほっと息を漏らした。
「待ってたら、お決まりの言葉がくるのか思って」
「は?」
きょとん、と獄寺くんが目を瞬かせる。
可愛いからいいんだけど、素に戻ってますよ。
獄寺くんがわからないようだから教えてあげた。
「日本だとさぁ」
「はぁ」
「“夕食”“お風呂”ってきたら、最後は“それともわたし?”ってくるもんだから」
「!?」
かぁっ!って効果音が聞こえるくらい、獄寺くんの頬が一気に上気した。
「~~~っ、お夕食の準備が調ってます!」
それだけ言うと、獄寺くんは俺を置いてさっさと行ってしまった。
後ろで結ばれてるエプロンのリボンがひらひら揺れて、なんともいえない気分になる。
うーん。リボーンの狙いはなんだろう。
試されてるのは、獄寺くんの忍耐力か、俺の忍耐力か。
取り敢えず、愛ってことにして、用意された御馳走を頂くべく歩を進めた。
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